いち推しマキタの掃除機
マキタの掃除機はいち推しです
ただ宣伝記事というのは必ずどこか嘘があるようです。
掃除機にもそんなものを感じてしまいます。
その一番の反論ですが、結論だけを先に言ってしまうと、「これ以上強力な掃除機がいるか?」ということに尽きるのです。
今は強力な最近の掃除機の能力を活かしています。
それがどうマキタのコードレス掃除機を買ったことにつながるのか、それをお話します。
【掃除機がなぜか増えてゆく】
我が家には掃除機が複数台あります。
「ある」というより、「いつの間にか溜まってしまった」と言った方がいいかも知れません。
掃除機なんてよほどでないと壊れることがないので、自然にこういうことになりました。
昔から使っているコードのついたキャニスター式は紙パック式です。
紙パックは互換性のあるものが安く買えます。メーカー純正のものでなくても大丈夫です。
家の二階には、これも紙パック式の掃除機があります。
わざわざ一階から二階へ掃除機を運ぶのは大変です。
二階の部屋を寝室にしているので、「排気がキレイ」というのを買いました。
確かに排気はそこそこキレイで、夜中に掃除してもホコリが舞うということがありませんからすぐに寝ることができます。
どちらも1万以下のものです。
それこそ、もう十年以上は使っていると思います。
階下の掃除機は、少し前に買い換えることになってしまいました。
スイッチが壊れたのです。
電源を入れてなくても動いていて、どうもスイッチが壊れたのでした。
これはリサイクル屋で買いました。
三千円以下でした。
スイッチの接点が壊れた掃除機でも、コードを挿していなければ勝手に動きださないのでまだ使えます。
しかし我が家では電源コードを普段から電源につなげたままにしておいて、必要となるとコードを伸ばしてすぐに使うという使い方をしていました。
だから、コードを接続した状態で使えないと困ると、中古を買ったのでした。
ホコリや髪の毛が気になったら掃除機をすぐにかける。
決めた曜日に掃除をするということはしません。
気になったら掃除機をかける。
我が家では掃除機はそんな使い方です。
まだスイッチの壊れただけの掃除機は予備に納戸においてあります。
しかし掃除は何もホコリや髪の毛だけではありません。
失敗をしてテーブルにぶちまけてしまった何かの粉、こぼしたお茶の葉とかがあります。
そういう時、小型のコードレスの掃除機がほしくなりました。
これらを普段使いの掃除機で吸うとえらいことになるからです。
大きくて重い。
【卓上買ったらコードレス掃除機が欲しくなる】
卓上クリーナーを買いました。
安かったので試しに買ってみることにしたのです。
単三電池を四本使います。吸引力は弱いですが小型で便利です。テーブルのパンくずなども簡単に吸い取れます。
コードレスだと便利です。ちょっとしたものを吸い込むのにはいいと感じたのでした。
実に簡便です。
それで思いました。
これだけ便利なのだから、もう一台同じような充電式の掃除機を買って一階と二階に置いておけばいいと。
コードレスの小型の掃除機をもうひとつ買いました。
寝床の髪の毛、羽毛布団から出た羽毛もさっと吸えます。
そうなるとコードレスの便利さをつくづく感じるようになります。
それなら寝室以外、普段は一階の掃除機を動かすようなところでも髪の毛や綿ぼこり程度なら、小型のコードレスの方がいい、と。
その時、ちょうど知り合いのご婦人から「マキタのスティック型の掃除機がたいそう便利で使いやすい」と教えてもらったところでした。
この人、言い方がオーバーで、「目からウロコ」とか「涙が出るほど」などと言ってくださいます。
お歳からして、こういう言葉を使われるのは珍しく愉快で、どうしたって心を動かされてしまいます(笑)。
スティック型を検討してみようかという気になったのです。
コードレスで、それもスティック型ならいちいち屈まないで楽に使えるかも、と。
商品そのものを見に量販店に出かけました。
その時、なぜかサイクロン式の掃除機も検討しています。
その頃はサイクロン方式が流行っていました。
「紙パックが要らない」ということで流行っていたようですが、実際に量販店に行って触って動かして見ると、意外と吸引力が弱く感じたのです。
触って見ないとわからないものです。
その頃は、掃除機はとにかく吸引力が強い方がいいと思いこんでいました。
でも吸引力が強くてもコードレスではないのです。
最初の目的からつい目移りしてしまいました。
キャニスター式でコードレスというのも探してみましたが、ほとんどありません。
掃除機専門の担当の女性に詳しく説明してもらいました。
嫁と二人で一緒になって聞いていて、その博識ぶりに感心。
・掃除機は吸引力よりも取り回しがしやすいかどうかが大事。
・スティック型は腰が疲れない。その代わり、立たせておく工夫が必要になる。
・サイクロン方式が人気なのは紙パックがいらないこと。
・スティック型はマキタ以外もあるが、マキタはシンプルで使いやすいと好評。
・マキタのスティック型はカップ式で紙パックを使わないタイプもある。
・紙パックでないと溜まったゴミを直接捨てることになる。
そして我が家はどうかよく考え、とうとうマキタのハンディクリーナーに決めたのでした。
「一階のリビングとキッチンで、ちょっとしたゴミを吸うのにさっと出して使う」と、使う用途を絞って購入することにしたのです。
【マキタのスティック型クリーナーに決める】
買うことにしたのはマキタの充電式掃除機で、コードレスハンディクリーナーです。
10.8Vのタイプで、CL102というシリーズの紙パックを使わないタイプです。
我が家がマキタを選んだポイントは、
・高いリチウムイオンバッテリーが我が家のマキタの電動ドライバと共用。
充電器も電池も改めて買う必要がない。サイズを10.8と同じに。
・ハンディで小さいので紙パック式だとすぐいっぱいになるはず。
カップのゴミは我が家の強力な吸引力の掃除機で吸い取ればいい。
家電紹介の雑誌を見るとその頃はなぜかマキタは比較ブランドとしてあまり登場しませんでした。
マキタは家電と販売ルートが違うらしく、比較にならないようなのです。
新幹線の車内清掃にも使われているといいますから、業務用という色が強く出てしまっているのでしょう。
それでも一部では「優れもの」と広く評価を受けているようでした。
スティック型と言ってもフィルターをマメにキレイにすれば吸引力はあります。
なにしろ取り回しが楽です。
業務用に使われるということですから壊れにくいだろうという安心感もあります。
マキタの電池はリチウムイオン電池なので強力です。
我が家には充電式の電動ドライバーがあって、マキタのものでした。
職人でもありませんからしょっちゅうは使いませんでした。
共用できると気がついたのはマキタがよさそうと検討してからのことです。
パソコンを分解したり、組み立て式の家具をシーズンごとにしまったりするので、そういう時はよく電動ドライばーを使います。
ただ、使う頻度はプロのそれとは違います。
だから、ずっと高価なリチウムイオン電池と充電器が遊んでいる状態だったのです。
この電池が掃除機にピッタリ使えるのだというのです。
充電池も充電器も持っていますから、本体だけでいいということで安く済みました。
私が買った時は7、8千円ぐらいでした。
マキタはいいです。軽快です。
「目からウロコなほど掃除しやすくなる。それは涙が出るほどだ。」
なーんて。
(笑)そうして、我が家もマキタの信者になったのでした。
【人をズボラにさせてしまう便利さ】
このマキタのコードレスで、生活のほとんどを過ごすリビングのゴミを吸うようになりました。
同じモデルで紙パック式もあるのですが、我が家のはカップに直接ゴミが入る方式です。
これはちょっとした使い方のヒントがあればよかったです。
中にゴミが溜まると、それをキャニスター式の紙パックで吸い込んでしまうのです。
昔からのキャニスター式は強力なのでゴミを圧縮してくれます。
マキタのゴミを吸い取って紙パックがパンパンになっても吸引力はそうは衰えません。
ゴミを直接扱う必要がありません。
もともと、コード式の掃除機は最新のものでなくてもひどく強力過ぎるのです。
築50年の我が家が破壊されてしまうぐらい。
吸い取れば床が剥がれる。壁が吸い込まれる。からかみが破れる。
だったらこの強力な吸引力を利用してマキタの掃除機のゴミを片付けてしまえばよい。
このコード式でゴミはまとめてしまっています。ゴミを圧縮するから紙パックもそんなに消費しません。
コードレス掃除機を使っても、コンパクトなボディにゴミやホコリがすぐ溜まってゆきます。
ゴミの処分方法が決まってないと困ります。
我が家はこの方式です。
これで、掃除機をチョコチョコかける面倒がほとんどなくなりました。
嫁か私、どちらかが気になればすぐに使うので、何週間かにいっぺんとかの大掃除をこともありません。
チョコチョコと掃除しているから、いつもそこそこ綺麗です。ゴミもホコリも目立ちません。
ゴミや糸くず、ホコリが落ちていることがなくなりました。
後日談です。
しかし、何事にも負の側面、「悪い側面」というのはあるのかも知れません。
我が家ではマキタのコードレス掃除機のため、ひどくズボラになったのでした(笑)。
しつこいホコリ、汚れやシミなどの拭き掃除をしなくなりました。
そういう汚れは年末の大掃除まで残るようになってしまいました。
これは私たちにはあまり気にならないのですが、ホコリひとつない綺麗な家というわけではありませらん。
お客様は呼べないです。
便利過ぎるのもズボラになるという落とし穴があるのかも知れません(笑)。
でも実は、それほど後悔はしていないのです。
我が家は、もともとお客様などあまり来ない家なのでした(笑)。